The Black Beatles And White Bird

The Black Beetles and White Bird

The Legendary Moonflowers
1996年にCrue-L Recordsよりリリースされた、瀧見憲司選曲によるMoonflowersのコンピレーション。『Colours and Sounds』(1995)までの既発曲からピックアップされている。Archie Bell & The Drells「Tghten-Up」のカヴァーなどを聴けば、なるほどClue-Lで取り上げられてもおかしくないし、アシッド・ジャズとの接点も感じられる。むしろ、この時期にMoonflowersの邦盤がリリースされ、来日公演を果たす日本の事情の特殊性の方が意外かもしれない。英国の流行が日本へ紹介されることのタイムラグではないのだろう。アシッド・ジャズというブームが終息を迎えつつあった96年、日本では「フリーソウル」という形で「癒し=くつろぎ」のサウンドに傾倒していた。そこに当てはまったのかも知れないし、根強いヒッピー的幻想への憧憬があるのかも知れない。
1. Colours And Sounds
2. Connotation Vibration
3. Get Higher
4. Warshag
5. Tighten-Up
6. Norwegian Wood
7. Dub It Together
8. Armagideon Time
9. Planet Dodo
10. Housework
11. Fire
12. I Would Like To See Egypt One Of These Days