High Havoc

High Havoc

High Havoc
Acid JazzレーベルからリリースされたCorduroyのセカンド・アルバム。日本ではMo'Musicレーベルより1993年10月1日にリリースされた(「10:28 From Shibuya」がボーナス・トラック)。本作は架空の映画のためのサウンドトラックとして制作されたコンセプト・アルバム。いわく人気映画のすべての要素を持ち合わせているそうだ。恋愛のモチーフはラテン・フレーヴァーの「Something In My Eye」や幸福感溢れるホーン・セクションが特徴的な「Breakfast In Love」に、不協和のモチーフは「One Born Every Minute」に、そして、サスペンスチックな「The Frighteners」、「Follow That Arab」ではハイスピード・カーチェイス、「Nobody Move」ではガン・アクションの雰囲気を醸す。そして、ハッピー・エンディングとしての「Very Yeah」と閉館の様子を思い起こさせる「Clearing Up Music」。なるほど1本の映画鑑賞を思わせる構成だが、なんともB級感覚に満ちているのはジャケットのせいだけではあるまい。偶然なのか必然なのか、彼らの音楽は「渋谷系」と密接な関わりを持つようになり、日本においてアシッド・ジャズと言えば彼らを思い浮かべる人も多い。
1. High Havoc
2. London England
3. The Corduroy Orgasm Club
4. The Frighteners
5. You're A Great Way To Fly
6. Something In My Eye
7. Lovely, Lonely And Loaded
8. Breakfast In Love
9. One Born Every Minute
10. Follow That Arab
11. Nobody Move
12. Very Yeah
13. Clearing Up Music