2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
著作権をクリアすることをきっかけに、Capitol/Blue Noteレーベルと契約を結んだUS3。デビュー・アルバムの本作は、アメリカでBlue Note初のミリオンセラーとなるほどの成功をおさめた。ロンドン出自という点で、アシッド・ジャズと言える。「Tukka Yoot's R…
Geoff Willkinsonを中心に、Mel Simpson(後に脱退)とともに結成されたロンドン出自のユニットUS3。ジャズの名門レーベルBlue Noteからリリースされたジャズ・ヒップ・ホップ。そのサウンドよりもむしろ、サンプリング・ソースとしてBlue Noteの音源を正式…
Talkin' Loudレーベルの契約が曖昧なMC Solaar。ファースト・アルバム『Qui Seme Le Vent Recolte Le Tempo』はPolydor Franceからのリリースで、厳密に言えばTalkin' Loudレーベル作品ではない(邦盤未確認)。少なくとも、1992年には同レーベルと契約して…
大阪FM802企画の"A Collection Of Talikin' Loud Classics"(背表紙タイトルが『What Was Then』になっている)。1994年には、Talkin' Loudレーベルのサウンドは(とりわけ日本では)クラシックとなるほどに浸透していたとも言えるだろうし、同時にそれは古…
Talkin' Loud 2 Talkin' Loudレーベル第1期の総括と第2期の紹介という意味を持つコンピレーション。厳密に言えば、ここで第2期アーティストに分類されるのは、Urban Species、Marxman、Perception、Bryan Powellということになる。K-CreativeとTammy Payneは…
Omar路線の継承を印象づけるBryan Powell最後のマキシ・シングル。実際、よく似ており、意図的なのだろう。「Sly and Robbie Remix, Fatta's Mix」は、大御所リミキサーを招いたわりには、とてもシンプル。 1. Natural (Radio Edit) 2. Natural 3. Like U Do…
「I Think Of You」は、SoulⅡSoul「Fair Play」のリミックスを手がけたEthnic Boyzがプロデュース。なんとなく、Sounds Of Blacknessと似たゴスペル・ソウル。 1. I Think Of You (Edit) 2. Friends 3. I Think Of You (Soulpower Edit) 4. I Think Of You (…
Bryan Powellのデビュー・シングル。ほとんどニュー・ジャック・スウィング。あからさまにアメリカ的。 1. It's Allright (Edit) 2. It's Allright 3. It's Allright (Hip Hop Version) 4. I Commit
I.T.O.Y. Talkin' Loudレーベルのアーティストのなかでは、一際色合いを異にするBryan Powell。「Mary J. Bligeの男版」という過大な期待を背負わされたゴスペル・シンガー。ミドル・イングランド出身のジャマイカ系移民二世である彼は、自ら認めるように、…
アルバム未収録の「The Fascist Boom」が入った「Ship Ahoy」リミックスEP。「Black Star Line Remix」はIncognitoのリミックスも手がけたTyrrellとPaul "Shorty "Martinによるもので、D.B.P.のラガマフィンもフィーチャー。「Edit」以外は、いずれもヒップ…
Marxmanのシングルのなかで、実はもっともセールス的に成功したのが本作。それは、端的に歌詞の内容が放送禁止にならなかったためでもあるが、それでも家庭内暴力にまつわる女性問題を取り上げている。だから、その政治的な表現のスタイルには変わりはない。…
Sinéad O'Connorをヴォーカルに迎えたセカンド・シングル。この曲で、アメリカン・ヒップ・ホップとは異なるMarxman独自のスタイルを確立した。ストリングスや民族楽器に彩られた壮大な叙事詩を思わせるヒップホップ。確かに、Massive Attackを彷彿させる。 …
Marxmanのファースト・シングルは、シビアな内容のライムのカップリング。夢や希望を与えるような歌詞ではなく、陰鬱な世紀末を表現する。サウンドは、アイルランド民謡や民族楽器を取り入れた独自色の強いヒップ・ホップ。もちろん、そこにアメリカン・ヒッ…
33 Revolutions Per Minute アイルランド出身のHollisとOisin、UKカリビアン2世のPhraseとDJK1によって、1991年に結成されたMarxman。その名前の通り、マルクス主義を標榜するヒップ・ホップ・グループ。事実「Sad Affair」は、アイルランド独立闘争(その主…
Perceptionもこれで打ち止めという本作。メロウ・ソウルな「Guilty」は、Lati KronlundとPerceptionの共同プロデュース。「Take Two Re-Mix」では、当時気鋭のOpazことRay Haydenが起用されている。トリップホップというよりもグラウンド・ビート的なサウン…
ジャマイカン・ブリティッシュの女性シンガーJ. Roseと白人DJ二人組(S. DaleyとS. Forde)によるユニットPerception。Talkin' Loudレーベル第2期の展開の中で、アルバム・リリースが予定されながらも実現しなかったアーティストのひとつ(他にも、Tammy Pay…
The K-Creative最後の作品(アナログ・リリース順では前後するようだ)。ファースト・アルバム未収録の曲ということから、陽の目を見なかったセカンドへの展開が窺える。The K-Creativeとしての楽曲のほとんどはAdam Fuestがメイン・プロデュース(彼はMarxm…
The K-CreativeがGalliano路線だったと、もっとも印象づける「Summer Breeze」。Congas and PercussionでPalm Skin ProductionsのSimon Richmond、Alto SaxphoneにChris Bowden、Backing VocalsにKathleen Pearson - Thomas、Chapman StickにJim Kempeが参加…
The K-CreativeによるEP。アルバム収録バージョンとほぼ同じ内容(4曲目のみ7"エディットか)。ミステリアス(というかフォーキー)なイントロから四つ打ちのリズムにラップが重なる「To Be Free」は、Chris Bowdenのソプラノ・サックスがブロウしまくる後半…
Q.E.D. Talikin' Loudレーベル第二世代アーティストのひとつ、英国の田舎町タンブリッジ出身の白人4人組ユニットThe K-Creative。メンバーは、V-Love(Rap)、The Botanist(Keybords,Fender Rhodes)、Zen(Programing,Bass)、Jim.C(Drums)というプロフィールが…
Ed Baden Powell、Kwame Kwaten、Sarah Anne Webb、Steve MarstonによるユニットD-Influence。1990年、Acid Jazzレーベルからシングル「I'm The One」でデビューする。その後、East West Recordsに移籍し、アメリカ進出したファースト・アルバムが本作。グラ…
Maysa Leakをヴォーカルに迎えたIncognitoのサード・アルバム。当時、Jean-Paul 'Bluey' Maunick率いるIncognitoは、10人編成の大所帯のバンドとなっていた。Stevie Wonder「Don't You Worry 'Bout A Thing」のカヴァーは、ラテン・フレーヴァーのノリのいい…
Talkin' Loudレーベルの第二世代を担うべく期待されたTammy Payne。彼女の2枚目のシングル(デビュー・シングルは「Take Me Now」)。オリジナルはSunshipのCeri EvansとTammy Payneによる共作で、The Brand New HeaviesやYoung Disciplesをよりポップにした…
Pressure DropことBlood Brothersによってコンパイルされた"a compilation of independent club/dance music"。DoradoレーベルのD*Noteや、後にMo' WaxやAcid JazzレーベルからリリースするRaw Stylus、後にSoul Jazzレーベルと契約するMoving In The Right …
デビュー・アルバムをリリースした後のシングル・カット(それ以前にもシングル・リリースされているが)。「Radio Mix」はアルバム・ヴァージョンとは違い、リズム・セクションがクリアで跳ねた感じになっている。Leftfieldによるリミックス「Leftfield Voc…
ロンドンのMassive Attackとも称されるPressure Drop。その実体は、Justin LanglandsとDave HenleyによるユニットBlood Brothersであり、Pressure Dropはプロジェクトと言った方がいいかも知れない。80年代にロンドンのWag Clubの"Heavy Duty"で二人は出会い…
Colin ThorpeとAniff Cousinsによるプロデューサー・チーム、Chapter(A Guy Called Gerald 「Voodoo Ray」(1988)をプロデュース)とPaulette BlakeとDebbie Saundersによるヴォーカリスト・チーム、Verseの変則ユニット。 Pizzicato Five『Expo 2001』収録…
アメリカDelicious Vinylよりリリースされたコンセプト・アルバム。The Brand New Heaviesと10組のヒップ・ホップ・アーティストとのコラボレーション。ブリティッシュ・アシッド・ジャズとアメリカン・ジャズ・ラップが完全にクロスオーバーしたことが、は…