2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧
Karl "K-Gee" GordonとBello Bによるユニット、Brothers Like Outlaw。本作が、Stereo MC'sなどを輩出したGee Streetレーベルからのリリースということからも推察されるように、UK出身ながらもアメリカン・ジャズ・ラップに近いサウンド。もともと、Outlaw P…
1988年にQ-Tip、Phife Dawg、Ali Shaheed Muhammad、Jarobi Whiteによって結成されたA Tribe Called Quest(Jarobi Whiteはファーストアルバムのリリース後に脱退)。Gang StarrやDe La Soulと並んで、ジャズ・ラップのスタイルを確立したと言われる。本作は…
1992年、彗星のごとく現れて一躍スターダムに上がったような印象を与えた、Speech率いるArrested Development。もっとも、タイトルにあるように苦節の期間は長かったはず。日本では「オーガニック・ヒップホップ」という奇妙な形容をされることもあるが、ア…
音楽実験工房The Art Of Noiseのリミックス・アルバム。オリジナルはChina Recordsから1991年リリースだが、日本では一年遅れてPony Canyonよりリリースされる。邦盤では15,16,17曲目がボーナス・トラック。『The Ambient Collection』(1990)リリース直後に…
レイヴ・ミュージックの代名詞的存在とも言われた808 Stateの人気絶頂期のアルバム。New OrderのBernard Sumner(「Spanish Heart」)や、当時まだSugarcubesに在籍していたBjörk(「Qmart」、「Ooops」)をヴォーカルに迎えるなど、ポップな訴求力もあった…
Kongo Danceレーベルよりリリースされたコンピレーション。グラウンド・ビート以降のブリティッシュ・ブラック・ミュージックがアンダーグラウンドで見せた姿のひとつ。Good Time BandやUnfinished Businessは、F.B.I.のRoot Jacksonによる別プロジェクトで…
Family Madness Omarの父親がオーナーを務めるKongo DanceレーベルからリリースされたVannessa Simonのデビューアルバム。彼女は、UKファンクのF.B.I.のRoot Jacksonの娘。本作では6曲がOmarによるプロデュース(1,2,3,6,7,9)ということで、当時、UKネオソ…
Dad Man Cat Acid Jazzレーベル、モッズ系二枚看板バンドのひとつ、Corduroy。ドラムのBen AddisonとキーボードのScott Addisonの兄弟が中心的メンバー。もともと、Addison兄弟とベースのRichard SearleによってBoys Wonderというバンドでブリット・ポップを…
I Love My Job 歌えるパーカッショニスト、VinxことVincent D'jon Perette。アフリカン・アメリカンとのことらしいが、UKアシッド・ジャズとの関わりもないわけではない。Sting『The Soul Cages』への参加が飛躍のきっかけとなる。その後、ファースト・アル…
Persistence of Memory 無名にして最後のグラウンド・ビート・フォロワー、Mocca Soul。もっとも、そう言えるのかどうかも怪しいもの。NYのSavageレコードからのリリースだが、英国出身だろう。本作のみのアルバム・リリースにして、現時点でほとんど情報が…
Caron WheelerのセカンドアルバムはEMI USAからのリリース。奇しくも、Soul II SoulのサードやDiana Brown & Barrie K. Sharpeのファーストのリリースと同じ年だ。あたかも、グラウンド・ビートの残光にあふれる年であり、その名前の魅力が失われたことを決…
Phonogramから、1992年リリースのヨーロッパ向けTalikin' Loudレーベル・コンピレーション。『Talikin Louder』と比較してみると興味深い。リリース時期のずれから見れば、英国(そして日本)以外のヨーロッパではレーベルとしての訴求力がまだなかったのか…
トシ矢嶋企画、Gilles Peterson選曲によるPhonogramからの、日本オリジナルのコンピレーション。1991年という驚くほど早い時期に、このような企画盤がリリースされることは特筆に値する。もちろん、90年にレーベル初のコンピレーション『Talkin' Loud』も邦…
1992年当時、Talkin' Loudレーベル第一世代(Galliano、Incognito、Young Disciples、Omar)の次代を担うと期待されたアーティスト二組によるカップリングEP。ひとつは、ジャマイカン・ブリティッシュの女性シンガーJ. Roseと白人DJ二人組(S. DaleyとS. For…
ライヴ・テイクならば、こちらの方が録音状態も良いし、素晴らしい。ただし、製造が粗い。 1. New World Order (Live) 2. Jus' Reach (Live) 3. Skunk Funk (Live) 4. Vibe Anthem (Live)
92年に英国〜ヨーロッパで行われたGallianoのツアーからの日本限定ライブ盤。すぐ後に同じようなジャケットの海外盤『What Colour of Flag』がリリースされる。同じテイクが多いものの、『Until Such Time』は収録曲が少ない(おまけに録音状態もよくない)…
Mick TalbotプロデュースによるPharoah Sandersの同タイトル(原タイトル「Hum-Allah-Hum-Allah-Hum Allah」)のカヴァー。Rob GallagherとConstantine Weirの掛け合いとValerie Etienneのヴォーカルが妙趣なミディアム・テンポの落ち着くナンバー。カヴァー…
オリジナルは、あらためて言うまでもなく、Mick Talbotがプロデュース。注目すべきは「Brave And Strong Mix」。Young DisciplesのMarco Nelson(クレジットでは、Jnr Nelson名義)が参加してのプロダクション。オリジナルを超える素晴らしいリミックス・ヴ…
セカンド・アルバム直後にリリースされたマキシ・シングル。Mick TalbotとAndy Hughesによるリミックス「Jus' Reach (Mystic Micks)」が収録されている。ダビーなダウンテンポの印象を与えるものだが、率直に言ってあまりよいリミックスではないし、リサイク…
ファースト・アルバム直後にリリースされたGallianoのマキシ・シングル。この時点で、大きな方向性の変更があったのだろう(ファーストの売れ行きが思わしくなかったからかもしれない)。当時のTalkin' Loudレーベルのなかでは異彩を放つ、アーシーかつファ…
ファースト・アルバムからわずか1年後にリリースされた本作では、Gallianoはクレジット上、Rob GallagherとConstantine Weirをフロントマンとして、パーカッションにCrispin Robinsonというバンド編成としての色合いが濃くなっている。実際には、ほとんどの…
ロンドン出身、ジャマイカン・ブリティッシュ2世の多才なヴォーカリスト、Cleveland Watkiss。1985年にCourtney PineらとビッグバンドJazz Warriorsを結成(「Out of Many People」が日本でビデオ・アワードを受賞したという)。さらに、彼はジャズ・ヴォー…
1964年生まれ、アフロ・ブリティッシュのジャズ・サックス・プレーヤー(実際はマルチインストゥルメンタリスト)であるCourtney Pine。Sonny RollinsやJohn Coltraneに影響を受けながらも、ポップなコンテクストと意欲的にコラボレートする一風変わった革新…
アシッド・ジャズ・ムーヴメントにおける立役者のひとり、ジャズ・ギタリストRonny Jordan。1962年、ジャマイカ出身の両親の間に、ロンドンで生まれる。Charlie ChristianやWes Montgomery、Grant Greenに影響を受けながら、ヒップ・ホップとの邂逅によって…
1. The Doo Bop Song (Edit With Rap) 2. The Doo Bop Song (Edit Without Rap) 3. The Doo Bop Song (Album Version) 4. The Doo Bop Song (Instrumental Edit) 5. Chocolate Chip (Album Version)
1991年9月28日に逝去したMiles Davisによる最期のスタジオ・レコーディングを含む遺作。プロデュースにEasy Mo Beeを迎え、ジャズ・サイドからのヒップホップへのアプローチを越えて、ヒップ・ホップとジャズの対等なコラボレーションと形容される。Milesの…
ファースト・アルバムをリリースしたすぐ後にリリースされたMother Earthのマキシ・シングル。Santana「Hope You're Feeling Better」のカバーをメイン・タイトルにしている。これと「Little Bag of Sugar」は、セカンド・アルバムにも収録されず、宙に浮い…
Acid Jazzレーベルの二枚看板モッズ系バンドのひとつ。お洒落なCorduroyに対して、男気あふれるMother Earth。実質的には、Matt Deighton(Guitar)、Bryn Barklam (Organ)、Neil Corcoran(Bass)、Chris White(Drums)の四人による。ファースト・アルバムの本作…
1992年9月リリース。UKチャート31位。 1. Just Right (Club Mix) Remixed by The Funki Dreds 2. Just Right (Jinx Mix) Additional Production & Remix by Jinx 3. Intelligence (9am Mix) Remixed by The Funki Dreds 4. Intelligence (Jazzie II Guru Mix…
1992年6月リリース。UKチャート38位。 1. Album Edit 2. Club Mix 3. Radio Mix 4. Hackney E9 Mix 5. Dub 6. Removed Club Mix (Remixed by Joey Negro) 7. Dum Dum Dub (Remixed by Joey Negro)