Medicated Soul / Cosa

MEDICATED SOUL
桜井鉄太郎によるプロデュースの下、日本国内（とりわけ西麻布）のDJらを音楽制作に巻き込むようなプロジェクトとして生まれたCosa。Zero Corporationから、1991年11月20日に『Cosa Nostra I』、1992年7月29日に『Cosa Nostra II』をコンピレーション的なスタイルでリリースしている。このプロジェクトをきっかけに、United Future Organizationがアーティストとして羽ばたいたことは有名だろう。Sony（Wave）から1993年5月21日にリリースされた本作は、名義はCosaであるが、Cosa Nostraとしてバンド・スタイルを確立する移行期の作品。曲ごとにDJらをプロデューサーとして迎えているものの、Cosaとしてのトータリティを持たせようと意図されている。しかし、サンプリングされるネタ（Galliano「Skunk Funk」と同じネタが使われている「Foot Stamp」）などは、当時のアシッド・ジャズ・シーンが滲み出している。ドープな「A Little Touch Of Soul」のリミックスでもある荏開津広による「Sweet Sister Funk」は、アフロ・スピリチュアルなダウンテンポ・ナンバー。
1. A Little Touch Of Soul (track produce: Tetsutaro Sakurai & Ayumi Obinata)
2. Love (track produce: Jun Sasaki)
3. People Got To Be Free (track produce: Tetsutaro Sakurai)
4. Social Narotic (La Cuica[Do The Hipster & Pimpi Arroyo])
5. Sweet Sister Funk (Hiroshi Egaitsu & Ayumi Obinata)
6. Eastern Ape Jazz (Ape[Sadao Osada, Satoru Fujii, Tetsu Matsuoka] & Haruo Kubota)
7. The Day To Stay Goodbye (Saori Watanabe & Tetsutaro Sakurai)
8. Foot Stamp (Tetsutaro Sakurai)
9. Listen (Heyta)
10. The Morining After (Toyohiko Kanehashi & Tetsutaro Sakurai)
11. Love Is Here To Stay (Ken Nakajima & Tetsutaro Sakurai)