United States Of Mind

United States Of Mind

United States of Mind
The Style CouncilのMick TalbotとSteve WhiteによるTalbot & Whiteのアルバム。1993年12月1日にMo'Musicレーベルからリリースされた。TrattoriaではMenu.27、Mo'Musicでは通算6作目に当たり、日本発の企画。リード・ヴォーカルには、The Brand New Heavies「Dream Come True」共作者であり、GallianoやIncognito、Diana Brown & Barrie K. Sharpe、U.F.O.の作品にも参加したLinda Muriel。他にも、PushのJacko Peakeがホーン・セクション、元Level 42のドラマーPhil Gouldがキーボードで参加している。確かに、Mick TalbotとSteve Whiteアシッド・ジャズの屋台骨を担ってきたミュージシャンである。それは、初期Gallianoでの貢献を見ても明らかだ。Paul Wellerがソロ・アルバムをリリースしたことにも触発されたのかもしれないが、日本の企画で実現したプロジェクトというところが興味深い。それは、93年という時期には英国よりも日本の方がシーン=市場の中心となっていたということを示唆する。しかし、当時としてはバンド・スタイルのアシッド・ジャズの典型過ぎて、新しさはあまり感じられなかった。ともあれ、あらためて聴き直すと悪くない。
1. Favoured Nations
2. Ocean Beach
3. No Surrender
4. Don't Need To Worry
5. Black Diamond Pearls
6. Shades And Beads
7. Say You'll Never Leave Me
8. Deadly Beloved
9. Don't Look Away