Do Your Own Thing

Do Your Own Thing

James Taylor Presents Jtq
80年代はじめにネオ・モッズ系バンドThe Prisonersに在籍していたJames Taylorが85年頃に結成したJTQモッド・リバイバルアシッド・ジャズへ流れる系譜を体現したバンドである。実際には、Acid Jazzレーベルを立ち上げる前のEddie Pillerによる“Re-Elect The President Records”から『The Moneyspyder』(1987)と『Mission Impossible』(1987)、Polydor UKに移籍して『Wait A Minute』(1989)、『Get Organized』(1989)をアルバム・リリースしており、本作は通算5枚目のアルバムとなる(Polydorでの最後のアルバム)。 なぜか、メイド・イン・ジャーマニー。
60年代の映画音楽的なレトロ・スペクティヴなサウンドは、小粋な感じを漂わせる。黒人音楽(ジャズやファンク、ラテン)好きな白人趣味の典型なのかもしれない。個人的には「Killing Time」にグラウンド・ビートとアシッド・ジャズの邂逅を見出してしまう。ラップと低音圧のベースにストリング・セクション、そしてハモンド・オルガン。名曲「Always There」もいち早くカバーしていたり、「Samba For Bill & Ben」ではラテン〜ブラジリアン・テイストを取り入れたり、実に節操なくさまざまな要素を取り入れていた先駆。
1. Love The Life
2. Klling Time
3. Money
4. J.T.Q. Theme
5. Ted's Asleep
6. Always There
7. Oscar
8. Samba For Bill & Ben
9. Valhalla
10. Fat
11. Peace Song