Beach of the War Goddess

Beach of the War Godess
Caron WheelerのセカンドアルバムはEMI USAからのリリース。奇しくも、Soul II SoulのサードやDiana Brown & Barrie K. Sharpeのファーストのリリースと同じ年だ。あたかも、グラウンド・ビートの残光にあふれる年であり、その名前の魅力が失われたことを決定づける年。実際、本作は前作に比してヒットしなかった。何より英国でふるわなかったようだ。
とはいえ、R&B作品としては決して悪い出来ではない。ファーストアルバムに引き続き、多くのプロデューサーを迎え、さまざまなサウンド・スタイルからヴォーカリストCaron Wheelerの魅力が引き出されている。シングルカットされた「I Adore You」はJam & Lewis、「Beach of the War Goddess」はDerek Johnson(前作でも参加)、「In Our Love」はHeavy Loveによるプロデュース。とはいえ、当時まだグラウンド・ビートのディーヴァとして期待していた者にとって裏切られるようなアルバム(Jazzie Bによる「Wonder」もパッとせず、シングルカットされない)。
1. Respect to the Motherland
2. In Our Love
3. I Adore You
4. Wonder
5. Gotta Give It Up
6. Beach of the War Goddess
7. Soul Street
8. Lite as a Feather
9. Need a Man
10. Father
11. Naughty Eyes
12. Wind Cries Mary
13. Do You Care?
14. Land of Life