Up Set

Up Set

ロンドンのMassive Attackとも称されるPressure Drop。その実体は、Justin LanglandsとDave HenleyによるユニットBlood Brothersであり、Pressure Dropはプロジェクトと言った方がいいかも知れない。80年代にロンドンのWag Clubの"Heavy Duty"で二人は出会い、90年に「Back2Back」を制作することで事実上、結成する。デビュー・アルバムである本作は、なぜかドイツMarlboro Music(Boombastic Records)からリリースされているが、ジャズやレゲエ、ラテンなどの要素をストイックにハイブリッドするサウンドは、どこか商業主義的なハウスに対するアンチテーゼを感じさせる。実際には、Paul Daley(Leftfield)がパーカッションで参加していたり、「Everything Will Be Alright Tomorrow」ではGallianoがフィーチャーされていることで、アシッドハウスアシッド・ジャズの流れの中に位置づけられるだろう。しかしながら、92年に現れるあまたのアシッド・ジャズに類するアーティストのなかで、その透徹したスタイルは一歩抜きん出ていた。Pressure Dropオフィシャル・サイト
1. Intro
2. You're Mine
3. Everything Will Be Alright Tomorrow
4. Big Noise
5. The Gardener
6. Gotta Make It Home
7. I'm Your Fool
8. Nice Touch
9. Groove Me
10. Spirits Fall
11. People Shall Govern
12. Back2Back
13. Outro