Tribes, Vibes And Scribes

Tribes Vibes & Scribes
Maysa Leakをヴォーカルに迎えたIncognitoのサード・アルバム。当時、Jean-Paul 'Bluey' Maunick率いるIncognitoは、10人編成の大所帯のバンドとなっていた。Stevie Wonder「Don't You Worry 'Bout A Thing」のカヴァーは、ラテン・フレーヴァーのノリのいいサウンドで注目を集める。しかし、アルバム全体としてはミディアム・テンポの小洒落たR&B〜ジャズ・ファンクといった印象を与える。辛辣に言えば、可もなく不可もなく。むしろ、エレクトロ・サウンドに対抗するかのようなバンド・サウンドが確立されている。そう考えるならば、Talkin' Loudレーベルの戦略には、ハウス路線などなかったようにも見える(リミックスでも、「Change」でJazzie Bが登用されている)。しかし、アメリカン・マーケットを志向していたのは明らかで、USハウスへのUKからのリアクションとしては、バンド・サウンドが有効だったと言えるかも知れない。ちなみに邦盤では、12,13,14曲目がボーナス・トラック。
1. Colibri
2. Change
3. River In My Dreams
4. Don't You Worry 'Bout A Thing
5. Magnetic Ocean
6. I Love What You Do For Me
7. Closer To The Feeling
8. Arc En Ciel De Miles
9. Need To Know
10. Pyramids
11. Tribal Vibes
12. Celebrate Your Life
13. Keep The Promise (Duet)
14. Bata Rumba