Sessions

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セッション
1985年、田島貴男を中心にバンド「レッド・カーテン」結成、87年に改称してOriginal Loveとなる。88年にはインディペンデント・レーベルJara Jara Recordsからファーストアルバム『Original Love』をリリースしている。田島は88年に小西康陽の誘いを受けてピチカート・ファイヴに加入し、同時並行的に活動をしている。90年に田島がピチカート・ファイヴを脱退、翌91年にメジャー・デビューアルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』をリリース。その翌年にセカンドアルバム『結晶 SOUL LIBERATION』をリリースして、人気を確立する。
92年にリリースされた本作は、メジャー・リリースの二つのアルバムに収録されたナンバーのリミックス・アルバムとなる。リミキサー陣に、United Future Organization荏開津広と並んで、The Brand New Heaviesという当時のアシッド・ジャズを代表する名前があることに驚くかも知れない。92年という英国でアシッド・ジャズのブームがピークを迎えるときに、日本のポップ・バンドがこのようなアプローチをし、「渋谷系」という近似的なブームが作り出されつつあったのだ。とりわけ、U.F.O.による「Million Secrets Of Jazz」は、日本のメジャー音楽シーンにアシッド・ジャズというクラブミュージック的リミックスのインパクトを投げかけたのかもしれない。
1. Let's Go To The Darkside Of The Moon (Vocal & Piano Version)
2. Psychology (Featuring Arthur H.)
3. Million Secrets Of Jazz (U.F.O. Remix)
4. Love Vista (Featuring Clémentine, Remix By Larry Heard "Mr. Fingers")
5. Scandal (Brand New Heavies Remix)
6. Psycology (Takao Tajima, Hiroshi Egaitsu Remix)
7. Jumpin' Jack Jive (Featuirng Mitsuyoshi Azuma)
8. The Venus (Vocal & Piano Version)