Philosophy

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Jonathan MoreとMatt Blackによって1986年結成されたColdcut(初期DJ Foodは彼らの別名義)。英国におけるサンプリング・ミュージックのパイオニアとも称される。87年にホワイトレーベルからリリースしたデビューシングル「Say Kids, What Time Is It?」は、ヒップホップ的な手法、言い換えればカット・アップの手法のみで制作されたという。同年、Eric B. & Rakim「Paid In Full」のリミックスを手がけることで、その名を知らしめる。その後、88年にYazzをフィーチャーした「Doctorin' The House」(タイトル通りアシッド・ハウス!)、89年にLisa Stansfieldをフィーチャーした「People Hold On」をリリース。実質的なデビューアルバムは89年の『What's That Noise? 』になるだろう(90年にはセカンドアルバム『Some Like It Cold 』をリリース)。91年、ツアーで来日した経験から「忍者」や「禅」といった概念にインスパイアされNinja Tuneレーベルを設立する。本作はColdcut名義での同レーベルファーストアルバム。Janis Alexanderを女声ヴォーカルに迎え、UKソウル〜グラウンド・ビート的なサウンドとなっている。時期的に見ても、トリップホップというよりもアシッドジャズ色が強く、後に頭角をあらわすアヴァンギャルドな感覚は薄い。
1. Philosophy
2. Chocolate Box
3. Pearls Before Swine
4. What We're Living For
5. Leaving Home
6. Dreamer (ECU Mix)
7. Peace & Love
8. Kinda Natural
9. Angel Heart
10. Autumn Leaves
11. Sign
12. Fat Bloke
13. Dreamer (Crazy Swing Mix)
14. Bare Leaves