Ivory

Ivory
1956年、LAのヴェニース・ハーレムで生まれたTeena Marieは、育った環境に強く感化され、白人でありながら「オフ・ホワイト」なソウル・シスターだったといわれる。75年にはモータウンのオーディションに合格し、ソングライターとして契約、81年まで計4作のアルバムをリリースする。その後、Epicに移籍して通算9枚目となるアルバムが本作。ファンクからソウルフルなスロー・バラードまでをカヴァーするソングライターである。
本アルバム中の「Since Day One」は、Jazzie Bがプロデュースしており、グラウンド・ビート的なリズムの上で、Teena Marieが煽情的なまでに歌い上げる。彼女をグラウンド・ビート・フォロワーというには、それ以前に十分な経歴を持っている。見方を変えれば、Soul II Soulの成功がJazzie Bをメジャー・アメリカン・マーケットへ進出させる足がかりとなり、当時のグラウンド・ビートの流行がいかに大きかったのかというひとつの事例だろう。
1. Here's Looking at You
2. Sugar Shack Prelude
3. Sugar Shack
4. If I Were a Bell
5. Just Us Two
6. Mr. Icecream
7. Ivory (A Tone Poem)
8. Snap Your Fingers
9. Cupid Is a Real Straight Shooter
10. How Can You Resist It
11. Since Day One
12. Miracles Need Wings to Fly
13. Red Zone