Inside Life

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Inside Life
フランス系英国人Jean-Paul 'Bluey' Maunickを中心とするユニットIncognitoは、すでに1980年には結成されている。もともと、78年結成のグループLight of the WorldのメンバーだったPaul 'Tubbs' Williamsとともに、Incognito名義によるファーストアルバム『Jazz Funk』が、81年にensign recordsからリリースされる。シングル「Parisienne Girl」が、インディ・リリースながら予想以上のヒットを記録したにもかかわらず、その後10年間、活動を休止する。「コマーシャルなサウンドを作らせようとする」レコード会社の圧力を嫌ったことが理由らしい。
90年に入って、Gilles PetersonによるTalkin' Loudレーベル設立に際し、Incognitoも当初から参加する。シングル・リリースされた「Always There」は、 Ronnie Lawsの名曲をディスコ・ディーヴァJocelyn Brown をヴォーカルに迎えてカヴァーしたヒット曲。David Moralesによるガラージハウス・リミックスが有名だが、このアルバムに収録されたヴァージョンはディスコ・ファンク的生音サウンドになっている。これに象徴されてもいるように、ジャズファンクフュージョン的な色合いは、アシッド・ジャズのもうひとつの側面をあらわす。
1. Metropolis
2. Smile
3. One Step To A Miracle
4. Can You Feel Me
5. Crazy For You
6. Gypsy
7. Inside Life
8. Love Is The Colour
9. Sketches In The Dark
10. Soho
11. Always There
12. Promise You The Moon