1991

Cosa Nostra

1991年11月20日にZero Corporationよりリリースされたコンピレーション。トータル・プロデューサーに桜井鉄太郎、エグゼクティヴ・プロデューサーに橋本徹をすえて制作された東京西麻布界隈のクラブDJらによる作品集である。代表取締役の橋本によれば、この…

Blow-Up 6 Singles And 6 Jingles

「渋谷系」を代表し、牽引したインディペンデント・レーベル、Crue-L Records(クルーエル・レコード)。雑誌編集者/ライター、またDJとして活動していた瀧見憲司が設立したCrue-Lの記念すべき初リリース作品がこのコンピレーションである。ネオアコやギター…

Acid Jazz Vol. 3

A1. I Want You Back / Harold Mabern A2. What It Is / Ivan 'Boogaloo Joe' Jones A3. Psychedelic Pucho / Pucho A4. Bad Montana / Maynard Parker B1. Zebra Walk / Charles Kynard B2. Dig On It / Johnny 'Hammond' Smith B3. Akilah / Melvin Sparks…

Free Your Feelings

Free Your Feelings Paul Wellerの奥さんとして知られるDee C. Lee。彼女をフィーチャーするSlam Slamとは実体があるバンドではない。実際には、ほとんどの作曲をPaul Wellerが行い、Robert Howardの共同プロデュースのもと、Dee C. Leeが歌うといったプロジ…

Totally Wired 7

生音と打ち込みという、一見相反するベクトルをレーベル戦略の両輪としたAcid Jazzレーベルの本領が発揮される頃のコンピレーション。 1. Riot On 103rd Street / Mother Earth 2. Taurus Woman / Subterraneans 3. That's How It Is / The Grand Oral Disce…

ex:el

レイヴ・ミュージックの代名詞的存在とも言われた808 Stateの人気絶頂期のアルバム。New OrderのBernard Sumner(「Spanish Heart」)や、当時まだSugarcubesに在籍していたBjörk(「Qmart」、「Ooops」)をヴォーカルに迎えるなど、ポップな訴求力もあった…

Talkin Louder

トシ矢嶋企画、Gilles Peterson選曲によるPhonogramからの、日本オリジナルのコンピレーション。1991年という驚くほど早い時期に、このような企画盤がリリースされることは特筆に値する。もちろん、90年にレーベル初のコンピレーション『Talkin' Loud』も邦…

Jus' Reach

ファースト・アルバム直後にリリースされたGallianoのマキシ・シングル。この時点で、大きな方向性の変更があったのだろう(ファーストの売れ行きが思わしくなかったからかもしれない)。当時のTalkin' Loudレーベルのなかでは異彩を放つ、アーシーかつファ…

Blessing in Disguise

ロンドン出身、ジャマイカン・ブリティッシュ2世の多才なヴォーカリスト、Cleveland Watkiss。1985年にCourtney PineらとビッグバンドJazz Warriorsを結成(「Out of Many People」が日本でビデオ・アワードを受賞したという)。さらに、彼はジャズ・ヴォー…

Living Life Your Own Way

"1st Lady of Soul II Soul"と呼ばれるロンドン出身のRose Windross(Soul II Soul「Fairplay」のディーヴァ)。Acid Jazzレーベルでの唯一のシングルであり、彼女のソロ・デビュー作。「Love In The Making」は、Barrie Sharpe(ミックス名にもあるようにグ…

Jazz

Acid Jazz Jazz Acid Jazzレーベルから1991年にリリースされたコンピレーションであり、エレクトロ・ダンスミュージックにおけるハイブリディティとはまったく異なるように見えるもうひとつの方向性を示す。それは生音バンド・サウンドであり、端的に言い表…

The Best of Acid Jazz

The Best of Acid Jazz Acid Jazzレーベルが軌道に乗ったことを印象づけるベスト盤。1991年はアシッド・ジャズが流行する幕開けの年だろう。 The K. Collectiveは、The Brand New Heaviesの前身であり、本作収録の「Never Stop」は、Jan KincaidとAndrew Lev…

Science and Melody

Science & Melody 前作『Set the Controls for the Heart of the Bass』からわずか1年でリリースされた、William OrbitによるプロジェクトBass-O-Maticのセカンドアルバム。ブリブリ響く低音やうねる電子音、過剰にエフェクトがかかったヴォーカル。そのスタ…

Totally Wired 6

1. Hercules / Aaron Neville 2. Lesson One / The Stone Cold Boners 3. Grounded / Gloria Taylor 4. The Fifth Quadrant / Mother Earth 5. Neighbour! Get Your Own / The Rimshots 6. I See You / Vibraphonic 7. Just Dream / The Mac Pac 8. Got To B…

Totally Wired 5

1. Let It Out / Joe Mason 2. The Funky Eight Corners / Willie And The Mighty Magnificents 3. Original Dope (The Richie Rich Instrumental) / Outlaw Posse 4. Dreaming / Pressure Point (featuring PP Arnold) 5. Shuffle Bump / The Explosions 6.…

Apparently Nothin'

1. Apparently Nothin' (Edit) 2. Apparently Nothin' 3. Apparently Nothin' (Soul River Mix) 4. Apparently Nothin' (Instrumental)

Get Yourself Together

1. Get Yourself Together (Album Edit) 2. Get Yourself Together (Album Mix) 3. Step Right On (Keep On Steppin') 4. Step Right On (Original Mix)

Young Ideas

Marco Nelson (bass, guitar, organ)とFemi Williams (percussion, drum programming)、そしてCarleen Anderson (vocals, keyboards)によるYoung Disciples。MarcoとFemiは、すでに80年代半ばにロンドンのクラブWagでDJとして、70年代ファンクのイベント"Hea…

Qui Sème Le Vent Récolte Le Tempo

Qui Seme Le Vent Recolte フレンチ・ラップ界の旗手MC Solaar(エム・セ・ソラー)こと、Claude M'Barali。彼はチャド人の両親の間でセネガルのダカールに生まれ(Warner Japanのプロフィールでは70年にパリで生まれたことになっている)パリで育つ。Polydo…

Music

Music 実際には92年リリースのようだが、ジャケットの表記である91年を採用する。 本作がTalkin' Loudレーベルにおける、はじめての実質的なOmarのアルバムにあたる。とはいえ、プロダクション的にみてファーストと大きな変化はない(Talkin' Loudのアーティ…

There's Nothing Like This

There's Nothing Like This Omar Lye-Fookは1968年(69年という情報もある)ロンドンで、中国系ジャマイカ人の父親とインド系ジャマイカ人の母親との間に生まれる。父親はセッション・ドラマーで、Kongo Recordsというインディ・レーベルの創設者でもある。9…

Inside Life

Inside Life フランス系英国人Jean-Paul 'Bluey' Maunickを中心とするユニットIncognitoは、すでに1980年には結成されている。もともと、78年結成のグループLight of the WorldのメンバーだったPaul 'Tubbs' Williamsとともに、Incognito名義によるファース…

Power + Glory

1. Power And Glory (Livin' Edit) 2. Stoned Again 3. Power And Glory (G.Funk Mix) 4. Power And Glory (Livin' Mix & The Secret Dub)

In Pursuit Of The 13th Note

In Pursuit of the 13th Note Rob Gallagher(現在、Two Banks Of Four)によるプロジェクトGallianoは、1987年Acid Jazzレーベルからのシングル「Frederick Lies Still」でデビューする。そのシングルは、Curtis Mayfieldの「Freddie's Dead」をPucho & the…

The Rebirth Of Cool

アシッド・ジャズというムーブメントがワールドワイドなものであることを印象づけたコンピレーション・シリーズ『The Rebirth Of Cool』。もっとも、Island Records UK、4th & Broadwayレーベルからのリリース(US盤とのタイトル規格が統一されていないよう…

The Air You Breathe

情感込み上げる「The Air You Breathe」のシングル・カット。「7" Mix」のオリエンタルなイントロに、無国籍なエキゾチシズムがよくあらわれている。「Real Mellow Mix」はUKソウルとしても通じるヴァージョン。 1. The Air You Breathe (7" Mix) 2. The Air…

Unknown Territory

UNKNOWN TERRITORY Bomb The BassことTim Simenonは、マレーシア人とスコットランド人の両親の間に、1968年ロンドンのブリストン地区で生まれた。彼はロンドンのWag ClubでのDJプレイやスタジオ・エンジニアリングの経験を経て、87年に「Beat Dis」でデビュ…

Aubrey Mixes: The Ultraworld Excursions

Aubrey Mixes: The Ultraworld Excursions Alex Patersonを中心に、Jimmy Cauty(KLF)とともに1988年に結成されたアンビエント・ハウスの権化、The Orb(参照サイト)。本作は、Jimmy CautyがKLFの活動のために脱退した後、Killing JokeのYouthが関わるように…

Walrus

セイウチのジャケットもさることながら、「誰?」といった雰囲気十分なNeutron 9000。知る人ぞ知るDominic Wooseyによるプロジェクト(他に、Mysteries of Science、United Frequencies of Tranceというプロジェクトもある)。ロンドンのProfile Records(エ…

Pressure

Beats International「Dub Be Good to Me」(1990)のヴォーカルで注目を集めたLindy Layton。1970年にロンドンで生まれた彼女はモデル出身で、そのルックスのよさからBeats Internationalの顔ともなっていた(Norman Cookではなく)。デビューアルバムの本…