Jazz

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Acid Jazz Jazz
Acid Jazzレーベルから1991年にリリースされたコンピレーションであり、エレクトロ・ダンスミュージックにおけるハイブリディティとはまったく異なるように見えるもうひとつの方向性を示す。それは生音バンド・サウンドであり、端的に言い表せばライブ性である。また、スノッブでお堅いジャズのなかでマイナーでもよいものを再評価するレア・グルーヴ・ムーヴメントの影響が強い。少なくとも、本作は若手ジャズ・ミュージシャンの発表の場となっていたことが想像される。
ストレートなThe Ulf Sandberg Quartetから、ラテン・フレーヴァーのThe Beaujolais BandやSnowboyまで幅広くAcid Jazzレーベルがすくっていたことが興味深い。とりわけ、Edward PillerとGilles PetersonプロデュースによるThe Bukky Leo Quintetの「Rejoice In Righteousness」はアフロ・スピリチュアルな名曲。
1. Sphinx / The Brand New Heavies
2. Homegrown / The Ed Jones Quartet
3. Bolivia / The Ulf Sandberg Quartet
4. Old Hat, New Hat / The Beaujolais Band
5. Carlton In 'N' Out / The Ulf Sandberg Quartet
6. Mr. P.C. / Snowboy & The Latin Section
7. Tilldess / The Ulf Sandberg Quartet
8. All In The Mind / The Jazz Renegades
9. Rejoice In Righteousness / The Bukky Leo Quintet