The Antidote

Antidote
アシッド・ジャズ・ムーヴメントにおける立役者のひとり、ジャズ・ギタリストRonny Jordan。1962年、ジャマイカ出身の両親の間に、ロンドンで生まれる。Charlie ChristianWes MontgomeryGrant Greenに影響を受けながら、ヒップ・ホップとの邂逅によって、そのスタイルを確立したという。Island Recordsからの本作がデビュー・アルバムにあたるが、奇しくも同年リリースのMiles Davis『Doo-Bap』とスタイルがよく似ている。すなわち、ジャズ・ミュージシャンとサンプリング・ミュージックの邂逅である。ただ『Doo-Bop』に比べると、ドラム・プログラミングが平坦な印象を受ける。その中心的な役割をLongsy Dが担当しているのだが、ヒップホップというよりもアシッド・ハウス的プロダクションを得意としているのだろう。IG Culture(当時、Dodge City Productions)が参加している「Get To Grips」は、確かにジャズ・ヒップ・ホップ的ではある。Miles Davis「So What」のカヴァーがスマッシュ・ヒットを記録することで一躍名を知られるようになる。この後、GuruのJazzmatazzに参加し、続くアルバムでは、よりジャズ・ヒップホップ的スタイルに接近する。
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1. Get To Grips
2. Blues Grinder
3. After Hours (The Antidote)
4. See The New
5. So What
6. Show Me (Your Love)
7. Nite Spice
8. Summer Smile
9. Cool And Funky