Closer to Home

Closer to Home
1964年生まれ、アフロ・ブリティッシュのジャズ・サックス・プレーヤー(実際はマルチインストゥルメンタリスト)であるCourtney PineSonny RollinsJohn Coltraneに影響を受けながらも、ポップなコンテクストと意欲的にコラボレートする一風変わった革新家。86(87?)年の初リーダー作『Journey To The Urge Within』では正統派のジャズ・アルバムだったが、本作(アメリカでのリリースは92年)ではAugustus "Gussie" Clarkをプロデュースに迎えてレゲエとのコラボレーションを見せている。そのきっかけは、もちろんSoulⅡSoulとの共演「Courtney Blows」にあるのだろう。
「I'm Still Waiting」は、Aswadをプロデュースに迎えたグラウンド・ビート的R&Bの佳曲。また、「Courtney Blows (Live)」はサックス・ブロウが印象的なアシッド・ジャズ的な好曲である。これ以降、Roni SizeやAttica Bluesといったアーティストと共演するなど、アシッド・ジャズのムーヴメントにも接近するが、独自のスタンスでの活動は、2000年に大英国勲章の授与というかたちで認められる。
1. Opus 1 (Intro)
2. Get Busy
3. Blue Tide
4. I Don't Care
5. Dancehall (Interlude)
6. Kingston
7. Marcus (Interlude)
8. Be Mine Tonight
9. I'm Still Waiting
10. Closer (Interlude)
11. Closer To Home
12. Never Be Lonely
13. Garvey (Interlude)
14. In Time (All Will Know)
15. Dancehall 2 (Interlude)
16. Home Song
17. Opus 1 (Outro)
18. Courtney Blows (Live)