Talkin Louder

トシ矢嶋企画、Gilles Peterson選曲によるPhonogramからの、日本オリジナルのコンピレーション。1991年という驚くほど早い時期に、このような企画盤がリリースされることは特筆に値する。もちろん、90年にレーベル初のコンピレーション『Talkin' Loud』も邦盤リリースされていたが、英国と日本とほぼ同時期にアシッド・ジャズを受け入れるシーンが存在したと言えるかも知れない。
「Always There」のヴァージョンといい、Omarは「There's Nothing Like This」ではないのかなど、選曲に疑問を覚えなくもない。だが当時、未発表のK-Creative「Spice Rack」（レアな曲）をはじめ、リリース間もない曲も収録されており、その意気込みを感じさせる。Galliano「Nothing Has Changed (12" Remix)」（おそらく「Maiden Voyage Mix」だと思うが、未確認）も貴重な収録。
1. Jus Reach (12" Mix) / Galliano
2. Nothing Has Changed (12" Remix) / Galliano
3. Take Me Now (12" Remix) / Tammy Payne
4. All I Have In Me (12" Mix) / Young Disciples
5. Step Right On (Keep On Steppin') / Young Disciples
6. Always There (Symphonic Jazz Mix) / Incognito
7. Spice Rack / K-Creative
8. Use Me / Omar