3 Years, 5 Months & 2 Days In The Life Of ...

3 Years 5 Months & 2 Days in T
1992年、彗星のごとく現れて一躍スターダムに上がったような印象を与えた、Speech率いるArrested Development。もっとも、タイトルにあるように苦節の期間は長かったはず。日本では「オーガニック・ヒップホップ」という奇妙な形容をされることもあるが、アフロセントリックなオルタナティヴ・ヒップホップといった方がしっくりくる。都会的なギャングスタ・ラップとは異なるヒップ・ホップ。アトランタというアメリカ南部における黒人のおかれた状況は、NYのような都会とはまったく違うことを想像させる。このアフリカ回帰のサウンドは、不思議とアシッド・ジャズと響き合うような感覚を与えると同時に、アシッド・ジャズの「まがいもの」らしさを浮き彫りにする。それを言ったら、これを好んで聴いた日本人や、ましてアメリカ白人はどういった心性なのか、と振り返れば疑問の山かもしれない。
1. Man's Final Frontier
2. Mama's Always On Stage
3. People Everyday
4. Blues Happy
5. Mr. Wendal
6. Children Play With Earth
7. Raining Revolution
8. Fishin' 4 Religion
9. Give A Man A Fish
10. U
11. Eve Of Reality
12. Natural
13. Dawn Of The Dreads
14. Tennessee
15. Washed Away