Blow Job (Doorway To A Rhino's World)

IzitのTony Colman（現London Elektricity）主宰のTongue & Grooveレーベル（Talkin' Loudレーベルに在籍していたThe K-Creativeも、このレーベルへ移籍していた）から1994年にリリースされた本作。The Powdered Rhino Hornsは、Izitでホーンセクションを担当していたCatherine Shrubshall (alto & baritone saxphone, clarinet, harmonica, recorder)とPeter Shrubshall (flute, tenor & soprano saxophone, shakuhachi)の姉弟ユニット。だが、その実体はIzitの変名プロジェクトと見ていい。プロデュースにはTony Coleman (guitar, keyboards, programming)、ヴォーカルにはNicola Bright-ThomasとIzitnoメンバーが参加しているのだから。全体的に見れば、ホーンセクションが前面にフィーチャーされるものの統一感はない。アップテンポなアシッド･ジャズ･ナンバー「Inner Consternation」やEl-Maloのようなミクスチャーのダウンテンポ「Edge Of A Wave」。ピチカート・ファイヴにでも影響されたかのような「Them From Tokyo Bullet」は、日本語で「まだそんなこと歌っているの、ダメでしょ」というフレーズが挿入される軽快なハウス。尺八も使っているように、日本びいきなのはよくわかる。
1. Astral Visions
2. Charge Of The Large (Brigade)
3. Inner Consternation (Hustlers Of Culture Remix)
4. Size Of An Elephant
5. Edge Of A Wave
6. Them From Tokyo Bullet
7. Break The Equation
8. Inner Consternation (Born Free Mix)
9. Charge Of The Large (Brigade) (Daktari Mix)
10. The Other Side