Imaginary Man

Imaginary Man

イマジナリィ・マン
Tony Coleman率いるIzitのセカンドアルバム。本作は英国に先駆けて1995年3月21日にリリースされた日本盤(曲順も若干変わっており、11曲目以降はボーナストラック)。Roberta Flack「Feel Like Makin' Love」のカヴァーが象徴するように、幾分落ち着いたメロウな印象を受ける。だが、4曲目から6曲目「Zed Between The Eyes」、「Imaginary Man」、「I Believe Von Daniken」にかけての流れが本作の聴きどころ。時流を受けたフォーキーかつトリッピングサウンドの展開だ。また、日本盤ボーナストラック「Undiscovered Land」はいかにも日本受けしそうなアップテンポなポップ・ナンバー。むしろフリースタイルな「Architecture」こそ拾い物。Tony Colemanの器用さには舌を巻く。彼が言うには「Izitの音楽にはお鍋のようにいろいろなものが混ざっている。それは歴史的なものであり、文化的なものでもあり、そういう意味では、いろいろな要素を他のバンドより多く持っているユニットだと思う」とのこと。いやむしろ、Tony Colemanが多才なのだ。
1. Just A Matter Of Time
2. You're Losing Me
3. Feel Like Makin' Love
4. Zed Between The Eyes
5. Imaginary Man
6. I Believe Von Daniken
7. Mother Of Mine
8. Change
9. This Harmony
10. Elijah's Blue
11. Male Stripper
12. Undiscovered Land
13. Architecture
14. Feel Like Makin' Love (Please Don't Touch Me There Mix)