1994

JAZZ In The Present Tense

1991年、ベーシストのJez ColinとパーカッショニストのWillie McNeilによってLAで結成されたThe Solsonics。本作は、Chrysalisレーベルからリリースされたファーストアルバム。The Brand New Heaviesに近いバンドスタイルのソウル・ジャズだが、Freddie Hubb…

Drive-Thru Booty

Drive Thru Booty Fatboy Slimとして活動を始める前のNorman Cookによる、Beats Internationalに続くプロジェクトFreak Power。本作は、1994年11月26に日本フォノグラムからリリースされたファーストアルバム。オリジナルはIsland Records傘下の4th & Broadw…

Debut

デビュー+1 1994年1月26日にPolydorからリリースされたBjörkのソロ「デビュー」アルバム(正確にはデビュー作ではない)の邦盤。オリジナルは1993年7月にリリースされている。アイスランド出身のマルチ・タレントの彼女が広く知られるきっかけは、もちろんTh…

Flower To The Sun

Flower to the Sun Mo'Waxレーベルのオリジナル・フルアルバムのなかでは、もっとも早くいリリースされることになるFederationのファーストアルバム。Si John (Vocals, Flugel Horn)、Jullie Lockhart (Vocals)、Alex Swift (Bass Guitar)、Danny Tomlin (Le…

Gauloise

ゴロワーズ 1994年4月25日にMo'Musicレーベルからリリースされたムッシュかまやつ(かまやつひろし)のアルバム。TrattoriaではMenu.38、Mo'Musicでは通算9作目に当たる。トシ矢嶋のプロデュースの下、James TaylorとThe Brand New HeaviesのJan Kincaid、Si…

Jolie

1994年12月1日にbellissima!レーベルよりリリースされたCosa Nostraのシングル。名曲Al Kooper「Jolie」のカヴァー。 1. Jolie 2. Jolie (Happy) 3. Jolie (Nice) 4. Jolie (Cool)

La Vie

1994年9月1日、サードアルバムと同時リリースされたSilent Poetsのマキシシングル/ミニアルバム。Mad Professorによる「Shalom」のリミックスは本作のみの収録。 1. La Vie 2. La Vie (Instrumental Version) 3. Break In The Circle 4. Shalom (Mad Profess…

Words And Silence

WORDS AND SILENCE bellissima!レーベルから1994年9月1日にリリースされたSilent Poetsによる通算三枚目のアルバム。「都会的なダブ感覚と独特の美意識を持つ」と形容されるサウンドに、本作ではMenelikやJalal、Ranking Annといったゲスト・ラッパーを迎え…

For Tomorrow

1994年10月1日にリリースされたファースト・ソロアルバムからの先行シングル。のどかで牧歌的なイントロから始まる「For Tomorrow」は、今でもみずみずしい鮮烈さが褪せない名曲。またSilent Poetsによる透明感あふれるダブ・リミックスも素晴らしい。ジャケ…

Child's View

Child’s View 1994年11月2日にbellissima!レーベルよりリリースされた竹村延和のファースト・ソロアルバム。前衛的な姿勢、ヒップホップやレア・グルーヴに対する嗜好性はあえて控えられ、バンド・セッション的なSpiritual Vibesとは対照的な打ち込みの手法…

Newly

NEWLY 1994年5月20日にリリースされたSpiritual Vibesの形式上セカンドアルバム。5曲のリミックスと2曲の新曲という構成。新曲に関して、当時流行の「フォーキー」という言葉が当てはめられた。とはいうものの、牧歌的ポップスというべきか。むしろ、本作は…

Half The Man

セカンドアルバムからの二枚目の12インチ・シングルが本作。Masters At Workによる「Emergency On Planet Earth (London Rican Mix)」は、ハウスDJの間で話題となった名曲。ちなみに、邦盤も異なるジャケットでリリースされている。しかし、収録曲は「Half T…

Space Cowboy

Jamiroquaiセカンドアルバムからの先行UK盤12インチ・シングル。この時期のシングルは、収録曲がCDとアナログで異なるだけでなく、UK盤とUS盤とでもかなり異なるため厄介。詳しくは、Jamiroquai - The Fukin Siteを参照のこと。Didjeridooをフィーチャーした…

The Return Of The Space Cowboy

Jamiroquaiのセカンドアルバムは、英国では1994年10月17日、この邦盤は11月3日にリリースされる(12曲がボーナストラック)。率直に言えば『スペース・カウボーイの逆襲』というタイトルに思わず引いたものだ。とはいえ、リリース間際の完成というように、想…

Mini

サードアルバムからの落ち着いた風情漂うこ洒落たEP。 1. Mini 2. Paper Money 3. Simon's Tune

Out Of Here

Out of Here 1994年9月21日にMo'MusicレーベルからリリースされたCorduroyのサードアルバム。TrattoriaではMenu.45、Mo'Musicでは通算10作目(うち三作は彼らのアルバム)に当たる。もちろん、英国ではAcid Jazzレーベルから発表されており、日本において同…

Twyford Down

Gallianoサードアルバムからのセカンドカットの12インチ・シングル。パーカッシヴな「The Return」はアルバム未収録。ちなみに、Twyford Downとは英国ハンプシャー州ウィンチェスターのゆかりのある美しい自然地帯で、高速道路建設のため破壊されることに対…

Long Time Gone

Gallianoのサードアルバムより先行シングルとしてリリースされた12インチ。メンバー編成や新たにAdam Moseleyをプロデューサーに迎えるなどの目につかない変化よりは、ロゴマークやジャケットデザインの変化から新局面に入ったことがよくわかる。「これはフ…

A Thicker Plot Remixes 93-94

1994年10月15日にリリースされたGallianoのリミックス・アルバム。もちろん、ここにGalllianoの意図を読み込むよりはリミキサー陣それぞれによる多様な再構成を楽しむべきだろう。そういう時代だ。リミックスでは、当時の先端的なサウンドへの接近が見られる…

The Plot Thickens

Plot Thickens Talikin' Loudレーベルの看板アーティストとして期待されたGallianoのサードアルバム。それは、大きな転機を象徴する。フロントマンの一人、Constantine Weirが脱退。Mick Talbotもプロデュースから手を引き、キーボードでのみ参加の本作を最…

Groove Collective

The Groove Collective 1994年4月2日、米Reprise RecordsよりリリースされたGroove Collectiveのデビューアルバム。Groove Collectiveは、Gordon "Nappy G" Clay (Percussions & Rap)、Jonathan Maron (Bass)、Fabio Morgera (Trumpet, Flugelhorn)、Jay Rod…

Blow Job (Doorway To A Rhino's World)

IzitのTony Colman(現London Elektricity)主宰のTongue & Grooveレーベル(Talkin' Loudレーベルに在籍していたThe K-Creativeも、このレーベルへ移籍していた)から1994年にリリースされた本作。The Powdered Rhino Hornsは、Izitでホーンセクションを担…

This Is Acid Jazz Volume 4

1. No Time For Change / Outside 2. Wortsport / EM:ZEH 3. Everybody Loves The Sunshine / Main Street People 4. Jazz In The Present Tense / Solsonics 5. Bad Trip / Night Trains 6. Revelation / Trash Jazz 7. Change In Your Heart / Capdeville …

When We're Maikin Love / Opaz featuring Ray Hayden

1994年9月21日に日本でリリースされたOpaz featuring Ray Haydenのアルバム先行シングル。これだけで、いかに日本での注目度が高かったかがわかる。「Oh My Goodniss Anutha Dope Jam (Sunspended Rap Mix)」はSuspended Sentenzによるジャズ・ラップが印象的…

Back From The Raggedy Edge / Opaz featuring Ray Hayden

プロデューサー/リミキサーとして名を馳せたUKソウルの貴公子、Ray Hayden。彼はアイルランド、ダブリン出身で、4歳のときにイギリスへ移民する。当時、英国では黒人や中国人と並んでアイルランド人への差別が強く、彼自身が黒人文化へ接近したのも当然の成…

Maiden Japan

MAIDEN JAPAN ジャズ・ピアニスト秋吉敏子を母に、アルト・サックス奏者チャーリー・マリアーノを父にもつMonday Michiru Marianoことマンデイ満ちる。1987年、相米慎二監督の映画『光る女』への出演をきっかけに来日、以降「秋吉満ちる」として88年にはアニ…

Kyoto Jazz Massive

KYOTO JAZZ MASSIVE 現在では、沖野修也・好洋の兄弟ユニットということになっているが、当時、沖野修也を中心とするプロデューサー/DJ/ミュージシャンの集合体として成り立っていたKyoto Jazz Massive。Mondo Grossoとは表裏一体の関係にあったと見ることも…

Invisible Man

INVISIBLE MAN 1994年6月17日にリリースされたEPスタイルのMondo Grossoのミニアルバム。フルアルバムはまだだったが、形式的にはサードアルバムとなっている。Gallianoの歌姫Valerie Etienneをヴォーカルに迎えた「Invisible Man」では「ポスト・プロダクシ…

Midnight Parade

アシッド・ジャズ的なバンドとしての期待を引き受けるかのようなLove Tambourinesのセカンドシングル(KYTHMAK009D)。「Midnight Parade」はThe Brand New Heaviesを彷彿させるジャズ・ファンク。しかし、彼らの本領はむしろ晴れやかなメロウ・ソウル・ナンバ…

Mind Song

Mind Songs bellissima!レーベルから1994年6月1日にリリースされた本作から、パーマネントなバンド・スタイルとして固定したCosa Nostra。メンバー構成は、桜井鉄太郎(Vocal, Chorus, Programming, Keybords, Guitars)、長田定男(Sound Design, Conga, Choru…