Earth And Heaven

Earth And Heaven

Earth and Heaven
Giant Stepクルーから派生したバンド、Repercussions。メンバーの多くはGiant Step NYCやGroove Collectiveと重複している。Warner Bros. Recordsからリリースされた本作は、Repercussionsとしてのデビューアルバムとなる。クレジットでは、Nicole "Bubba Diva" Willis (Vocals)、Gordon "Nappy G." Clay (Percussions & Vocals)、Andy Faranda (Guitars)、Jonathan Marson (Bass, Keyboards)、Genji Siraisi (Drums)、Daniel "Chief Abbot D." Wyatt (Congas & Vocals)というメンバー構成。すでに、1991年にはメンバーがほぼ確定して活動を始めており、翌92年には英Mo'Waxレーベルからデビューシングル「Promise」を発表している。女声ヴォーカルを前面にフィーチャーしたバンド・スタイルの生音はThe Brand New Heaviesと似通っており、殊更比較された。彼らにすれば、英国のアシッド・ジャズは黒人音楽の模倣/搾取的なものであり、NYこそが本場なのである。Nappy G.は「僕らにとってアメリカの音楽は育ってきた環境だし、バンド自体も多民族で、様々な音楽に直接触れてきたんだ」と言う。メジャー・レーベルへ移籍したことを、そのスタイルの成功と見るべきか。トリップホップに戦略の重心を移していくMo'Waxレーベルからの離脱を、英国ではもはやそのスタイルが通用しなかったと見るべきか。いずれにせよ、95年という時期では凡庸なサウンドとして聴こえてしまう。
1. Find Your Way
2. Test Of Time
3. Turn Your Card
4. Promise Me Nothing
5. Slice Of Heaven
6. It's A New Day
7. Keeping It All Together
8. Love Like The Sun
9. Gentle Kind Of Love
10. If There's A Question