Child's View

Child’s View

Child’s View
1994年11月2日にbellissima!レーベルよりリリースされた竹村延和のファースト・ソロアルバム。前衛的な姿勢、ヒップホップやレア・グルーヴに対する嗜好性はあえて控えられ、バンド・セッション的なSpiritual Vibesとは対照的な打ち込みの手法で細部まで作り込まれている。「こども」をテーマとして、独特の精神性を表現するサウンドは、とても美しい。日本のクラブミュージック/アシッド・ジャズには「スピリチュアル」という形容がなされることが多いが、このアルバムはそれによく当てはまる。歌の部分ではMenelikやNadja、Monika Lingesらが参加し、フランス語やスキャットが多用される(例外的にDee-C-Leeが4曲目に英語で歌っている)。にもかかわらず、日本的な「スピリチュアル」性が見出される。竹村は日本語歌詞を避けた理由を次のように語っている。「日本語が嫌いなわけじゃないんですけど、やっぱり意味が耳に入ってきちゃうとダメなんですよ。英語でも簡単なものだとわかっちゃう部分ってあるじゃないですか。で、なるべくヘンな言葉にしたほうが音楽と切り離せて、ヴォーカルもサウンドの一部として……」。ちなみに、Howie BやAltered States/Beyond Innocenceの内橋和久も参加している。
1. Phases Of The Moon
2. For Tomorrow (Childlike Mix)
3. Ivory Tower
4. Searching
Vocals - Dee C. Lee
5. Another Root (Menelik's Rap Mix)
6. Rill
7. Crescent (Monika's Universe Mix)
8. The Future With Hope (Sample And Hold Mix)
9. Time And Space
10. Pastral Waltz
11. Ill At Ease
12. Let My Fish Loose
13. Science Fiction (Menelik's Rap Edit Mix)
14. One Blue Moment (No Talk Remix)
15. Serene
16. The Lake Of Winter