Tender Blue

Tender Blue

tender blue
1995年3月1日にリリースされたSpiritual Vibesのサードアルバムと呼んでいいのか、マキシ・シングルと言えばいいのか微妙な作品。本作で、何より特徴的なのは日本語歌詞の歌がフィーチャーされることだろう。その大きな要因は、メンバー構成が大幅に変わったことにある(実質的には前作『Newly』からのようだが)。インナー・ジャケットによれば、Kiku (vo)、Nobukazu Takemura (prog, key, fl)、Kazumi Totaka (vib, pf, syn)、Tomoo Kawagoe (sax)、Kohei Osato (g, e.sitar)といった編成となっている。今まではスキャットや囁くような歌い方だったヴォーカルKikuが、日本語歌詞を歌うことで前面に押し出される。対照的に、作曲のクレジットには全メンバーの名前が掲載されているように、ソロアルバムを発表した竹村延和の役割は背景化しつつあることが見て取れる。Spiritual Vibesの新展開を印象づけた一枚。
1. Midori No Umi
2. *(Asterisk)
3. Albiero
4. *(Asterisk) Part 2 (4 Beat Dub)
5. Midori No Umi (Calm Dawn Mix)