Blow-Up 6 Singles And 6 Jingles

Blow-Up

渋谷系」を代表し、牽引したインディペンデント・レーベル、Crue-L Recordsクルーエル・レコード)。雑誌編集者/ライター、またDJとして活動していた瀧見憲司が設立したCrue-Lの記念すべき初リリース作品がこのコンピレーションである。ネオアコギターポップといったサウンドが印象的な本作は、日本のアシッド・ジャズが持つモッド・リヴァイバルの系譜の一端である。また当時、日本でもブームとなったレア・グルーヴ再発はジャズ・ファンクから、さらにフレンチ・イタリアンのサウンドトラックにまで幅を広げつつあった。それは本作収録、フリッパーズギター解散後の小山田圭吾がプロデュースしたカヒミ・カリィとリンクする。ともあれ、マイナーであることを自虐的にも認識していたサウンドが、いつの間にか時流に乗っていくはじめの一歩。
1. Vivre Sa Vie / Bridge
2. Bonjour Line / Kahimi Karie And The Cruel Grand Orchestra
3. Etude For Arpeggio Picking Vol.2 / Marble Hammock
4. Holiday Fairy Tail / Favourite Marine
5. Change / Bridge
6. Tears Of Crown / Roof
7. Cruel Records Strikes Back / Kahimi Karie And The Cruel Grand Orchestra
8. Painted Ocean / Venus Peter
9. Spoony / Favourite Marine
10. Garden / Roof
11. One Peter / Venus Peter
12. Stalks / Marble Hammock